【事務局報告】 |
「GoogleMaps V.3」を利用するボーリング位置検索ツール
-GUPI ボアホールマッピングシステム-
24年度賛助会員様にカスタマイズ用マニュアルと部品類を配布 |
GoogleMaps(道路地図)上に,産総研地質図とボーリング位置をオーバーレイした例
-GUPI ボアホールマッピングシステム- |
このほど,事務局では標記ツールを開発しました。
コピーフリーとして一般に公開する予定ですが,賛助会員様には「カスタマイズ用マニュアル」を配布することになりました。
カスタマイズすることにより,社内専用のボーリングデータベースが無償で構築ができます。
GUPI ボアホールマッピングシステムの主な特徴を以下に記載します。
① Web-GIS用のAPIとして GoogleMapsAPI V.3 を利用しているため,背景図は一般のGooglemapの他に地形図と航空写真が利用可能です。
② (独法)産業技術総合研究所地質調査総合センターが公開している「20万分の1シームレス地質図」をオーバーレイできます。 また,画面のクリックにより,その場所の地質説明文を表示する機能もあります(産総研で開発された機能)。
③ ボーリングデータとしてはXML(データ)の他にPDF(イメージ)などを複数組,取り扱うことができます。 |
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ボーリング柱状図(PDF)の表示例 |
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④ 「キーワード検索」が可能です。初期設定の検索対象項目は「業務件名」,「発注者」,「受注者」及び「住所」ですが,カスタマイズすることにより自由に増減が可能です。
上図は,KuniJiban他から各地のボーリングデータを集めてカスタマイズした「GUPIの内部データベース」で,検索キーワードに「筑***川」と入力した結果(例)です。
⑤ ボーリングのメタデータ(インデックスデータ)と凡例なども自由にカスタマイズできます。ただし,Javaとhtmlに対する知識が必要です。 |
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⑥ 「EXCEL」を起動し,上図のようにメタデータの部分を入力し,CSVファイルに出力することによって,比較的簡単にデータベースを構築することができます。
⑦ 動作環境と参考速度を以下に例示します。
・インターネットに接続さえできれば,個人パソコンのみでも動作するほか,社内ネットワークのみでも動作します。もちろん,Webで公開するシステム構築も可能です。
・インターネットエクスプローラー(IE)より,Firefoxの方が高速です。例えば,FireFox11を使用し,個人PC内に保存した1.5万本のボーリングメタデータにアクセスするという条件の場合,全マーカーの表示時間が3~4秒間,キーワード検索が1~2秒間です。
平成24年度賛助会員様
カスタマイズ用のマニュアルと配布用部品などの整備に時間を要するため,配布予定は「4月末」です。改めてご案内いたしますので,しばらくお待ちくださるようお願いします。 |