(一社)全地連は,この程標記サイトを開設しましたが,当機構はウエブサイトを開設する作業に加え,関連する様々な処理プログラムの開発を担当しました。
本サイトの開発コンセプトは,「地質技術者が三次元地盤モデルを初めて作成する際の入門用の処理システム」となっており,標記サイトに掲載されているプログラムや機能は,「全て自由に利用」することができます。
本報告では,Newsletter No.107の発行時点では未完成であった「(7)三次元地盤モデルピューアプログラム(マニュアル含)」の配付(公開)について略記します。
<ビューアの特徴>
★ボーリングモデル(イメージ),テクスチャモデル・地層境界面データ,準三次元断面図・パネルダイアグラムを,三次元的に表示するビューアプログラムです。
★公開分については,フリーライセンスなので,カスタマイズが可能です。
★サンプルデータ(パネルダイアグラム1)付きなので,自分が用意する地盤モデルの三次元表示ができます。
★動作にはWebサーバが必要です。但し,現時点では,Mozilla Firefox を使用する限り,クライアントパソコン内で作動することが確認済みです(インターネットへの接続が条件)。
☆ただし,開発したサーフェスモデラーの出力である「3D-DXF形式」は表示できません。
<配布プログラム・データ>
★本プログラムは,「cim3d_WebGL.zip」という圧縮形式で配付します。 解凍すると下図のファイルとフォルダが出現します。 |
三次元地盤モデルビューアを構成するファイルとフォルダ |
・「index.html」は,起動用のHTML Documentであって,ファイル名の変更が可能です。
・「DEFINITIONS.js」は,パラメータを格納したJavaScriptファイルであって,三次元表示させるコンテンツに対応して,登録するデータを変更する必要があります。
・「DATA/」は,三次元表示させるコンテンツの全データを格納するフォルダです。「DATA/」の中には,以下にアクセスして表示される,全てのコンテンツを格納してあります。
https://geonews.zenchiren.or.jp/cim3d/cim3d_demo/3DModel/PanelSample01_3d.html |
「cim3d_WebGL.zip」で提供されるデータの三次元表示例
地表面,地層境界面,パネルダイアグラム,ボーリングモデルを一括して3D表示可能。
360゜回転させること,前後左右に移動させることが可能。 |
交差する地層境界面をそのまま表示します(地層の論理モデルを考慮しない)。
(左)凸状地層の表示例。 (右)凹状地層の表示例。
(左)ダムサイトの地質平面図。 (右)河川堤防の地質縦横断図+ボーリング。 |
プログラムと使用説明書のダウンロードは,以下にアクセスしてください。
https://geonews.zenchiren.or.jp/cim3d/geomodeller/index.html |