この程,当機構第1事業部(地盤情報担当)では,「GUPI Free Website」を開発し公開を開始しました。 本レターでは,特徴や利用場面などについてご紹介します。
【1】GUPI Free Websiteの特徴
★特定非営利活動法人 地質情報整備活用機構(略称 GUPI)が開発したアプリケーションプログラム(アプリ)を公開するためのウェブサイトです。
★営利目的,非営利目的にかかわらず,どなたでもご自由にご利用頂けます。
★地質調査の成果品を作成するために,便利で有効なアプリを中心として開発します。 |
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【2】GUPI Free Website種類
現時点で,4種類が開発・公開されており,それぞれの特徴を以下の略記します。
★個人用ボーリング管理システム
☆本管理システムは,当機構の運営するサーバにアクセスするだけで利用できます。
☆本管理システムは,パソコン内に保存しているボーリング交換用データ(XML)を使用して,ボーリングデータベース(以後,メタデータ)を
自動的に作成し,そのメタデータを使用して「電子地図検索」と「一覧表検索」を行うことができます。
☆インターネットに接続している環境があって,国土交通省の電子納品要領(地質・土質)に準拠したボーリング交換用データ(XML)と,
同じく電子柱状図(PDF)があれば動作します。
☆ボーリングデータに必要十分な情報が書き込まれていれば,本システムの他にソフトウエアやツールを用意する必要はありません。
☆ボーリングデータと電子柱状図は,利用者のPCの内部のみで処理されます
(データがサーバーに送られて,処理や保存されることはありません)。
☆地図検索にはGoogle Maps API V3. を使用しますが,ライセンスキーは当機構が取得しているものを使用します。
☆ボーリング交換用データは,DTD400(平成28年12月)に対応しています。 |
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★ボーリング管理システム
☆本管理システムは,ウェブサーバ内に保存しているボーリング交換用データ(XML)を使用して,ボーリングデータベース(メタデータ)を
自動的に作成し,そのメタデータを使用して「電子地図検索」と「一覧表検索」を行うことができます。
☆インターネットに接続している環境があって,国土交通省の電子納品要領(地質・土質)に準拠したボーリング交換用データ(XML)と,同じく
電子柱状図(PDF)があれば動作します。
☆ボーリングデータに必要十分な情報が書き込まれていれば,本システムの他にソフトウエアやツールを用意する必要はありません。
☆ボーリングデータと電子柱状図は,利用者のPCの処理しますが,データの保存はIISを含むウェブサーバです。
☆地図検索にはGoogle Maps API V3. を使用します。 利用に当たっては,ご自身で取得したライセンスキーが必要です。
☆ボーリング交換用データは,DTD400(平成28年12月)に対応しています。 |
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★電子納品支援システム
☆位置座標値の読取りと確認処理(スマートフォン,タブレット):
・GPS測定した座標値を表示すると共に,地図上にマーキングする機能があります。
・GPS測定は,ボタンをタップする都度のモードと,一定時間間隔に自動測定するモードがあります。
・産総研「シームレス地質図」や国土地理院「標高段彩図」など7種類の地図タイルを閲覧できます。
☆地質・土質成果とボーリング交換用データの位置座標を確認する処理:
・業務管理ファイル(INDEX_D.XML)の登録情報の表示機能と,地図上に境界枠を表示します。
・ボーリングデータの主な表題情報等の表示機能と,地図上にすべての掘削位置を表示します。
・DTD400 (平成28年12月)に対応しました。
☆ボーリング交換用データの位置座標の測地系を変換する処理:
・ボーリングデータの旧測地系値を新測地系に変換し,地図上での新旧の掘削位置を表示します。
★ボーリング交換用データの位置座標から標高と住所を評価する処理:(New)
・ボーリング交換用データに記載されている座標値を電子地図にプロットします。
・国土地理院からは最新の標高値を,GoogleAPIを経由してゼンリンデータベースからは,最新の住所を入手して,交換用データに記載
されている各値と共に表示します。
・DTD400 (平成28年12月)に対応しました。
☆ボーリング交換用データ(XML)と土質試験結果一覧表データ(XML)から試験値を抽出する処理:
・ボーリングデータに登録されている全ての情報を抽出してCSVファイルに変換します。
・土質試験結果一覧表データに登録されている全ての情報を抽出してCSVファイルに変換します。
※地層別(平均)N値や地盤パラメータを集約する際に利用すると便利です。
・DTD400 (平成28年12月)に対応しました。
☆土質試験結果一覧表データ(XML)をデータシートとして表示する処理:
・土質試験結果一覧表データを「土質試験結果一覧表」として可視化します。
・新旧のデータ形式(STLIST.XML,STBnnnn.XML)に対応しています。
・DTD400 (平成28年12月)に対応しました。 |
電子納品支援システム(位置座標を確認する処理) イメージをクリックすると拡大します。 |
★地質調査報告書管理システム(旧Web-titan改良版)
☆本管理システムは,『実務に役立つWeb-GIS』の刊行に合わせて開発された,『Web-GIS版電子納品統合システム(Web-titan)』の
データベース構造のうち,主要な部分を継承しています。
☆地質・土質成果電子納品要領にした電子成果品(CD等)から,Web-titanと同様に,地質調査報告書データベースを自動構築すると共に,
その管理・閲覧するシステムが構築できます。
★地質・土質調査成果電子納品要領(平成28年10月版)に対応しています。
☆インターネットに直結しているウェブサーバはもちろん,Windows-IIS による localhost でも十分動作します。
☆データベースとはいえ,MYSQLのような「データベースエンジン」は使用しません。 従って,ファイルサーバといわれているウェブサーバ
でも十分に動作します。
☆地図検索にはGoogle Maps API V3. を使用します。 利用に当たっては,ご自身で取得したライセンスキーが必要です。 |
地質調査報告書管理システム(旧Web-titan改良版) イメージをクリックすると拡大します。 |