【事務局報告】 |
日本の奇岩百景の登録が「百九」に達しました |
2016年12月と2017年1月でのメールによる理事会で,下記の9奇岩の登録が承認されました。これにより,目標の合計百九奇岩が登録されたことになります。
都道府県別の登録数を右に示します。
★奇岩は百九ですが,実際の登録されている都道府県は25となっています。
★最も多い都道府県は17奇岩の秋田県です。 次いで13奇岩の茨城県,9奇岩の熊本県,6奇岩の静岡県,5奇岩の群馬県,新潟県,兵庫県,和歌山県,山口県と長崎県と続きます。
詳細は、http://www.web-gis.jp/kigan100.html でご覧ください
以下に,No.101~No.109までの概要を記載します。 |
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・登録番号:101
・奇岩名称:ベアーズ・ロック
(べあーず・ろっく)
・所 在 地:和歌山県白浜町
・類 型:動物
・謂 わ れ:和歌山県白浜町日置の国道42号線沿いにある志原海岸は「道の駅 志原海岸 海来館」のすぐそばにあり、和歌山県の代表的な海岸景勝地です。その海岸に、はっきりと見えるクマの横顔!。
まさに地中から頭だけ出して海を静かに見つめる巨大なクマ。 耳の部分が岩木の緑でフサフサしているのがかわいらしい。まるで、目の前にある太平洋の海やこの土地日置川を見守るように・・・。 |
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・登録番号:102
・奇岩名称:子安河原観音(こやすがわらかんのん)
・所 在 地:熊本県阿蘇市
・類 型:神仏
・謂 わ れ:熊本県阿蘇市乙姫地区の山麓にある乙姫川の中流に「子安河原観音」とよばれる女体の形をした岩があります。 地域住民は古来より「子授け」「子預け」の仏様として崇めてきました。
一説によると、その昔、神功)皇后が応神天皇を懐妊したときに、武内宿禰に命じてこの地で安産を祈らせたということです。
この観音様の周囲には、黒色と赤色の小石が無数にあり、子供の欲しい人は、男の子が・・・。 |
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・登録番号:103
・奇岩名称:的石(まといし)
・所 在 地:熊本県阿蘇市
・類 型:伝説
・謂 わ れ:阿蘇の開拓神である健磐龍命(たけいわたつのみこと)が弓矢の練習の際に的にした岩といわれ、巨大な岩の上部には弓矢の刺さった跡とされる穴があります。伝説の中で、健磐龍命は的石に向かって矢を放つがなかなか当たらず、落ちた矢を家来の鬼八に拾いに行かせていました。・・・。 |
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・登録番号:104
・奇岩名称:波乗観音[岩観音]
(なみのりかんのん・いわかんのん)
・所 在 地:熊本県阿蘇市
・類 型:神仏
・謂 わ れ:熊本県阿蘇市小里地区にある田子山(たんごやま)とよばれる標高654mの小高い山の中腹に巨岩に彫られた観音様が祀られており、地域住民はこれを「波乗観音」とよんでいます。観音様がサーフィンで波に乗っている姿に見えるためそのように呼んでいますが、『阿蘇町史』には「岩観音」・・・。 |
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・登録番号:105
・奇岩名称:化物岩(ばけものいわ)
・所 在 地:北海道上富良野町
・類 型:怪獣
・謂 わ れ:十勝岳の山々において安政火口などの名前を付けた、会田久左エ門が「化物岩」と名付けたと言われています。 なお、故会田久左エ門は、十勝岳温泉を開発したことで知られています。 写真にあるように、化物岩の下には崖錐堆積物が分布しており、その中には多くの空隙(空洞)が存在します。 |
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・登録番号:106
・奇岩名称:夫婦岩(めおといわ)
・所 在 地:北海道上富良野町
・類 型:人間
・謂 わ れ:十勝岳の山々において安政火口などの名前を付けた、会田久左エ門が「夫婦岩」と名付けたと言われています。 故会田久左エ門は、十勝岳温泉を開発したことで知られています。 2016年12月現在,この夫婦岩は、全国夫婦岩サミット連絡協議会に参加していない、ある意味貴重な情報です。 |
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・登録番号:107
・奇岩名称:クジラ岩(くじらいわ)
・所 在 地:佐賀県唐津市
・類 型:動物
・謂 わ れ:唐津市西部、呼子の対岸、加部島の東約2km沖合にある小さな鷹島。良くみれば、左側頭に相当する部分にある白い灯台は、鯨が小さく潮を吹いているように見えなくもない?この島には、呼子港からの海中展望船「ジーラ(くじら)」で接近することができます。 |
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・登録番号:108
・奇岩名称:女連の奇岩
(うなつらのきがん)
・所 在 地:長崎県対馬市
・類 型:自然、伝説
・謂 わ れ:対馬は上島と下島から構成されており、合わせると南北約82km、東西約18km、面積約700km2の細長い島です。両島共、殆どが山地であり、海岸線には海食崖が発達しています。対馬市上県町女連(うなつら)の付近では、後述する対州層群(つしまそうぐん)の大規模褶曲が見られ、場所によってはほぼ直立した地層となっています。 |
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・登録番号:109
・奇岩名称:榛名神社の奇岩
(はるなじんじゃのきがん)
・所 在 地:群馬県高崎市
・類 型:自然
・謂 わ れ:古期榛名火山の噴出物である角礫岩を主体とする地層が何らかの理由で洞窟状になり、その後大部分が崩壊したため傾斜の付いたアーチ状構造が形成されたと考えられていますが、詳しい理由は不明のようです。 |
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これら各奇岩の情報は以下のURLからご覧ください。
また,登録奇岩が百に達した後も推薦・応募を受け付けることに決しましたので,これは,という奇岩がありましたならご推薦・ご応募くださるようお願い致します。 http://www.web-gis.jp/kigan100.html
追記:本号発行時において,東京都西部のジオパーク準備団体から4奇岩の登録推薦がありました。2月下旬開催予定の理事会で審議する予定です。 |